デイトレの記録

毎日のトレードの記録と日常のつぶやきのBlogです。。。

この夏、男の人を愛おしいと思う一冊に出会った。

高校の課題以来、読書感想文などを書いてみたchiakiです。

 

人生を変える1冊になるかもしれない。

「ボクたちはみんな大人になれなかった」

手にしようと思ったきっかけは

1つの記事。

その記事を読むきっかけは

ツイッター

フォローもフォロワーもなく

ただ呟いていたツィッター

ある人をフォローしたことで

その方がリツィートした記事から

Tさんという人のコラムを読んだ。

何か感じるものがあり

どこの誰かも知らないTさんをフォローした。

そのTさんがこの本を紹介していた。

タイトル、著者の名前、紹介文。

そして映画の予告のようなPV。

どれも私の気持ちを動かすのに

充分過ぎるものだった。

 

その日は本の発売初日。

翌日、本屋を2軒梯子するも置いてない。

取り寄せの注文をした。

本を手にしたのは二日後。

「店頭には何処に置いてありますか?」

「この一冊だけです」

そうなんだ。。。

平積みされているのかと思ったのだが。。。

 

 

素敵な表紙だった。

錆びた手すりの前、黒いコートに身を包み

頬に髪がかかった女性の顔は半分しか見えない。

彼女の背景には

民家の屋根が連なる向こうにかすんだ空。

レンズの光が反射してる。。。

「ボクたちはみんな大人になれなかった」

彼女はそう呟いているようにみえる。。。

 

私は扉を開く…

「時間」を忘れさせ「時」を思い出させる一冊

一気に読んだ。

流れる言葉は

生きる意味を模索しながらも

ただ、今を過ごしている私に時間

忘れさせた。

映像がパラパラと私の海馬を刺激する。

何処かに置き忘れた「初恋」という

青臭いストーリーを演じていた

思い出させた。

人を好きになる気持ちだけで

生きていけると疑わなかったあの頃。

時の流れとともに

人の心が変わってしまうことも

自分の心が変わっていくことも

今はもう十分知っている。

 

あの人は今、どうしているのだろう。。。

 

著者と一回り程上の

ネット世代ではない私が

SNSで初恋の相手と再び繋がることは

確率的に低い。

何度も、懐かしい人の名前を検索した。

でも、見つからなかった。。。

 

「ここに私はいる」

半世紀以上生きてきて

どれだけの人との

出会いと別れを繰り返したのかな。

それぞれの平行世界が交じり合う奇跡。

その一瞬が再び訪れるさらなる奇跡。

いくつもの奇跡の跡は軌跡となる。

穏やかに、時に激しく時を刻む軌跡となる。

 

恋も仕事も何気ない日常も

誰かと関わることで繰り返される。

同じ時をどれだけ過ごしたかではなく

どのように過ごしたかが大事なんだな。

 

 

彼女がボクに与えたように

私は過去の誰かに影響を与えただろうか。。。

遠い昔に別れ、もう二度と会うことも無い

私のことを思い出してくれる人は

果たしているのだろうか。。。

私が懐かしい名前を検索したように

私を探してくれる人はいるのだろうか。。。

 

”ここに私はいる”

と瞬いているのは

これから出会う誰かにではなくて

過去に出会った誰かに向けてなのかもしれない。

 

 

「さよなら」は別れの言葉じゃなくて…

20回以上の四季を通り越し

SNSで繋がった二人はどうなるだろうか?

読む人にその先を妄想させる。

 

彼女は結婚をしている。

ボクは独身なのかな?

不倫はやめてね(笑)

 

最後のくだりをどうとらえるか。。。

 

138ページ

”本当のさよならの時、人はさよならとは言わない。”

 

「さよならは別れの言葉じゃなくて

再び会うまでの遠い約束」

薬師丸ひろ子さんの

何処か切なく澄んだ歌声が

頭の中を流れた。

 

ボクと彼女のさよならは本当のさよならだったはず。

 

だから、二人は会わない。

 

デロリアンに乗って

1999年の7月22日

彼女にさよならと告げたなら

それは本当のさよならではなくなってしまう。

 

ボクが生きてきた軌跡を変える奇跡は

起こらないことをボクは知っているはずだから。

 

 

最後に

著者の燃え殻さんのことは

ほとんど知らないが素敵な人に違いない。

今頃は田舎の書店でも平積みかな。

個人的には、映像化されると予想してる。

これからたくさんの恋をするだろう若い人にも

もういくつもの恋をしてきた自称大人な人にも

おすすめの一冊。

 

 

 

おひとり様で生きて行こうと思っていたが

男の人が愛おしくなった。。。

 

 

 

 

 

 

読んだ本

「ボクたちはみんな大人になれなかった」

著者 燃え殻

出版社 新潮社